Hospital
当院では整形外科症例の手術および関節鏡検査といった特殊手技をおこなう上で欠かすことのできない施設および設備環境を整えております。
1F
病院の扉を開けてすぐにあります。
白と黄色を特徴とした色合いでデザインしました。
スタッフ一同、皆様に気持ちよく利用していただけるように清潔感のある待合室を心がけております。
診察室内のモニターにて、レントゲン写真やMRI・CT画像、実際の手術写真をお見せしながらご説明いたします。
2F
第一・第二手術室および第一処置室には、陽圧換気システムを導入しております。陽圧換気とは外気が室内に入らないように常に室内から室外へ空気の流れがある部屋です。
整形外科・脊椎外科の手術室とは、微生物による汚染にさらされることなく清潔に手術が実施され、且つ安全に終了できる場所を意味します。そのために当院のクリーンルーム内では整形外科・脊椎外科手術のみを実施し、室内の汚染を防ぐために厳密な管理(クリーンルームエアコン、空気殺菌脱臭装置、サッシは二重で外気を遮断など)をおこなっております。
2階は、二つの手術室と滅菌室、第一処置室となり、手術や滅菌以外での利用はせず、清潔エリアとなります。
手術の準備のための前処置および導入処置を行ないます。当院では、手術中の感染を防ぐため、毛刈りや導入は手術室とは別の部屋で行ないます。手術後は第一処置室内のICUにて患者を管理します。
手術器具の滅菌などの準備をする部屋です。整形外科・神経外科の手術では、厳格な滅菌管理が要求されます。当院では、2台の大型オートクレーブ滅菌機、1台の小型オートクレーブ滅菌機、エチレンオキサイドガス滅菌機、低温プラズマ滅菌機により、手術器具の滅菌を実施しております。
3F
床を含む全面に抗菌加工を施し、クリーンルーム用エアコンを導入しており、入院中の動物たちが空気中の微生物によって、汚染や感染しないよう環境を整えております。犬用入院室と猫用入院室を分離しており、動物たちのストレスの軽減に努めております。
当院では、整形外科・神経外科を専門診療としているため、大型犬の手術も多くおこなっております。大型犬、超大型犬でもゆとりのあるケージの導入によって、入院中のストレスを軽減することができます。
手術室や第一処置室とは別のフロアーに第二処置室を設置しました。心電図モニター、麻酔機、ベンチレーターなどを完備しており、一連の手術や処置が可能となっております。院内感染の予防のため、感染症などを疑う患者さんの処置は第二処置室で実施しております。